報道発表資料

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2025年01月28日
  • 大臣官房

グリーン購入法基本方針の閣議決定及び意見募集(パブリックコメント)の結果について

 本日、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)に基づく「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(以下「基本方針」という。)の変更について閣議決定されましたのでお知らせします。
 今回の変更では、2段階の判断の基準の定義等の見直し、共通の判断の基準の設定、43品目の判断の基準等の見直し、1品目の新規追加を行いました。来年度以降も、引き続き基本方針の変更を検討していく予定です。
 また、令和6年11月12日から同年12月12日までの間に実施した本件に対する意見募集(パブリックコメント)の結果についても併せてお知らせします。

1. 基本方針の主な変更点

2段階の判断の基準の定義等の見直し

・より高い環境性能を示す「基準値1」について調達に際しての支障や供給上の制約等がない限り調達を推進していくものとして定義を見直し、国等の率先調達により初期需要創出への貢献が求められる先端的な環境物品等について特定調達品目及び基準値1への位置付けを図ることができる運用に変更

共通の判断の基準の設定

・分野横断となる共通の判断の基準として「原材料に鉄鋼が使用された物品」について、削減実績量が付され、かつ、カーボンフットプリントが算定・開示された鉄鋼の使用を2段階の判断の基準の基準値1に設定

判断の基準等の主な見直し内容

・環境負荷低減の取組の「見える化」を行った農産物等、有機農業により生産された農産物等を取扱う食堂を2段階の判断の基準の基準値1に設定
・紙製文具において、森林認証材パルプ及び間伐材等パルプを古紙パルプと同等に評価
・乗用車、バス等、トラック等、トラクタにおいて、燃費基準値の引き上げ
・ガス温水機器、石油温水機器において、エネルギー消費効率基準を強化
・プリンタ等4品目において、再生又は再使用プラスチック部品等の使用を追加
・プリンタ等13品目において、カーボンフットプリントの算定及び開示を判断の基準又は配慮事項に設定
・プリンタ等7品目において、タイプⅠ環境ラベル「エコマーク」の活用に係る判断の基準を追加

新規追加された品目

・備蓄用作業服(災害備蓄用品【生活用品・資材等】)を新規追加

※その他の変更点については、添付資料1を御確認ください。
なお、変更後の基本方針の全文については、以下のURLを御確認ください。
http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/net/kihonhoushin.html

2. 意見募集(パブリックコメント)の結果について

意見募集概要

1.意見募集対象 基本方針の変更案
2.意見募集期間 令和6年11月12日から同年12月12日まで
3.意見提出方法 e-Gov意見提出フォーム、電子メール

御意見の総件数

101件

御意見の概要及び御意見に対する考え方

添付資料2のとおり

連絡先

環境省大臣官房環境経済課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8229
課長
平尾 禎秀
課長補佐
福井 陽一
課長補佐
鎭西 武
担当
竹本 龍平