中央環境審議会「今後の環境影響評価制度の在り方について（答申）」及び「風力発電事業に係る環境影響評価の在り方について（二次答申）」について

　環境影響評価法の一部を改正する法律の附則において、「政府は、この法律の施行後十年を経過した場合において、この法律による改正後の環境影響評価法の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする」こととされており、同法の施行から10年が経過したことから、当該附則に基づく環境影響評価法の見直しに向けた検討が必要な時期を迎えています。こうした中、令和６年10月に、環境大臣から中央環境審議会に対し、今後の環境影響評価制度の在り方について諮問がなされました。
　また、令和５年９月には、環境大臣から中央環境審議会に対し、風力発電に係る環境影響評価の在り方について諮問がなされており、令和６年３月に、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律に基づき実施される洋上風力発電に係る環境配慮の在り方について一次答申が取りまとめられましたが、当該答申では、陸上風力発電に係る環境影響評価制度の在り方に関する検討の必要性についても指摘されています。
　このような背景から、陸上風力発電事業に係る環境影響評価制度を含む今後の環境影響評価制度全体の在り方について御議論いただくため、令和６年11月から、中央環境審議会 総合政策部会 環境影響評価制度小委員会及び風力発電に係る環境影響評価制度の在り方に関する小委員会における審議が進められてきました。

　令和７年２月３日（月）に開催された中央環境審議会 総合政策部会第 環境影響評価制度小委員会（第12回）・風力発電に係る環境影響評価制度の在り方に関する小委員会（第８回）合同会議における審議を経て、本日付けで中央環境審議会から環境大臣に対し、「今後の環境影響評価制度の在り方について（答申）」及び「風力発電事業に係る環境影響評価の在り方について（二次答申）」が答申されました。
　答申の内容については、添付資料を御参照ください。
 

　「今後の環境影響評価制度の在り方について（答申）（案）」及び「風力発電事業に係る環境影響評価の在り方について（二次答申）（案）」を対象とし、令和６年12月25日（水）から令和７年１月23日（木）までの間に、意見募集（パブリックコメント）を実施した結果、71通（239件）の御意見を御提出いただきました。
　御提出いただいた全ての御意見の内容と当該御意見に対する事務局の考え方については、添付資料を御参照ください。
 

・ 別添１ 中央環境審議会における審議及び答申の概要について
・ 別添２ 今後の環境影響評価制度の在り方について（答申）
・ 別添３ 風力発電事業に係る環境影響評価の在り方について（二次答申）
・ 別添４ 答申（案）に対する意見募集（パブリックコメント）の結果について