「裁判動向」一覧
チッソ、訴訟の提起に関するお知らせ(4日)
最一小決(池上政幸裁判長)、陳述書等の新証拠が無罪を言い渡すべき明らかな証拠に当たるとして再審開始の決定をした原審の手続に審理不尽の違法があるとされた事例(31日)
シャープ、訴訟の解決に関するお知らせ(31日)
最二小決(小貫芳信裁判長)、参考人として警察官に対して犯人との間の口裏合わせに基づいた虚偽の供述をする行為が刑法(平成28年法律第54号による改正前のもの)103条にいう「隠避させた」に当たるとされた事例(27日)
大阪地判(第21民事部・森崎英二裁判長)、製造販売事業者とウェブサイト運営業者との間の名誉毀損関連訴訟で請求一部認容(21日、28日)
高松地判(丸亀支部・小川雅敏裁判長)、四国八十八ヶ所霊場関連団体による同霊場第62番札所である寺院の住職に対する、 定款または宗教的人格権に基づく妨害予防請求および履行請求訴訟で請求棄却(22日、28日)
知財高判(鶴岡稔彦裁判長)、不正競争防止法、会社法、民法に基づく損害賠償請求訴訟(名誉毀損・信用毀損関連、主な争点:虚偽事実の陳述流布)で控訴棄却(3月22日、27日)
知財高判(鶴岡稔彦裁判長)、職務発明対価請求控訴事件で控訴棄却(2月20日)
高田製薬、尋常性乾癬等 角化症治療剤マキサカルシトール軟膏 25μg/g「タカタ」に関する特許侵害訴訟における上告審について(24日)
岩城製薬、マキサカルシトール軟膏 25g/g「イワキ」に関する特許侵害訴訟における最高裁判所判決について(24日)
中外製薬、オキサロール軟膏の特許権侵害訴訟における最高裁判所判決勝訴のお知らせ(24日)
最二小判(鬼丸かおる裁判長)、 1 出願人が特許出願時に容易に想到することができた他人の製品等に係る構成を特許請求の範囲に記載しなかっただけでは,同製品等が特許請求の範囲から意識的に除外されたなどの同製品等と特許請求の範囲に記載の構成とが均等なものといえない特段の事情が存するとはいえない 2 出願人が特許出願時に容易に想到することができた他人の製品等に係る構成を特許請求の範囲に記載しなかったときにおける,同製品等が特許請求の範囲から意識的に除外されたなどの同製品等と特許請求の範囲に記載の構成とが均等なものといえない特段の事情が存する場合(24日)
大阪地判(第18民事部・大島雅弘裁判長)、 細胞製造業者たる被告の製造するヒト細胞を他の販売業者から購入した原告らが、実際に納品された細胞はヒト細胞ではなかったと主張した事案について、原告らに納品された細胞は納品時点で既にヒト細胞ではなかったと認め、契約の直接の相手方ではない被告に対し、不法行為に基づく損害賠償責任を認めた事例(3月6日、24日)
知財高判(第2部・ 清水節裁判長)、名称を「紙オムツへの吸水剤の使用」とする発明について、サポート要件の充足と進歩性を認めて特許無効審判請求を不成立とした審決を、進歩性の判断(相違点1の容易想到性の判断)に誤りがあるとして取り消した事例(16日、22日)
最三小判(山崎敏充裁判長)、地方公務員災害補償法32条1項ただし書及び附則7条の2第2項の規定のうち死亡した職員の夫について一定の年齢に達していることを受給の要件としている部分は、憲法14条1項に違反しない(21日)
知財高判(第4部・髙部眞規子裁判長)、特許に無効理由が存在する場合であっても、①適法な訂正請求(又は訂正審判請求)がされ(訂正請求及び訂正審判請求が制限されるためにこれをすることができない 場合には、訂正請求(又は訂正審判請求)できる時機には、必ずこのような訂正を請求する予定である旨の主張)、②上記訂正により無効理由が解消されるとともに、③訂正後の特許請求の範囲に対象製品が属するときは、特許法104条の3第1項により権利行使が制限される場合に当たらない(14日、21日)
アルテサロンホールディングス、訴訟の請求放棄に関するお知らせ(21日)
神戸地判(山口浩司裁判長)、神戸市教職員の事故報告書に係る公文書非公開決定取消請求事件で、本件非公開部分は神戸市情報公開条例10条1号所定の非開示 情報に該当せず本件請求は理由があるとして原告請求全面認容(2日、17日)
ノバルティス ファーマ、3月16日の東京地方裁判所における判決について(16日)