最一小判(池上政幸裁判長)、じん肺管理区分が管理1に該当する旨の決定を受けた常時粉じん作業に従事する労働者等が当該決定の取消訴訟の係属中に死亡した場合における労働者災害補償保険法11条1項に規定する者による訴訟承継の成否(6日) 2017/4/7 裁判動向
最二小決(小貫芳信裁判長)、参考人として警察官に対して犯人との間の口裏合わせに基づいた虚偽の供述をする行為が刑法(平成28年法律第54号による改正前のもの)103条にいう「隠避させた」に当たるとされた事例(27日) 2017/3/30 裁判動向
高松地判(丸亀支部・小川雅敏裁判長)、四国八十八ヶ所霊場関連団体による同霊場第62番札所である寺院の住職に対する、 定款または宗教的人格権に基づく妨害予防請求および履行請求訴訟で請求棄却(22日、28日) 2017/3/28 裁判動向
最二小判(鬼丸かおる裁判長)、 1 出願人が特許出願時に容易に想到することができた他人の製品等に係る構成を特許請求の範囲に記載しなかっただけでは,同製品等が特許請求の範囲から意識的に除外されたなどの同製品等と特許請求の範囲に記載の構成とが均等なものといえない特段の事情が存するとはいえない 2 出願人が特許出願時に容易に想到することができた他人の製品等に係る構成を特許請求の範囲に記載しなかったときにおける,同製品等が特許請求の範囲から意識的に除外されたなどの同製品等と特許請求の範囲に記載の構成とが均等なものといえない特段の事情が存する場合(24日) 2017/3/24 裁判動向
大阪地判(第18民事部・大島雅弘裁判長)、 細胞製造業者たる被告の製造するヒト細胞を他の販売業者から購入した原告らが、実際に納品された細胞はヒト細胞ではなかったと主張した事案について、原告らに納品された細胞は納品時点で既にヒト細胞ではなかったと認め、契約の直接の相手方ではない被告に対し、不法行為に基づく損害賠償責任を認めた事例(3月6日、24日) 2017/3/24 裁判動向
知財高判(第2部・ 清水節裁判長)、名称を「紙オムツへの吸水剤の使用」とする発明について、サポート要件の充足と進歩性を認めて特許無効審判請求を不成立とした審決を、進歩性の判断(相違点1の容易想到性の判断)に誤りがあるとして取り消した事例(16日、22日) 2017/3/22 裁判動向
最三小判(山崎敏充裁判長)、地方公務員災害補償法32条1項ただし書及び附則7条の2第2項の規定のうち死亡した職員の夫について一定の年齢に達していることを受給の要件としている部分は、憲法14条1項に違反しない(21日) 2017/3/21 裁判動向