最一小判(山口厚裁判長)、公立高等学校の教職員らが卒業式等において国歌斉唱の際に国旗に向かって起立して斉唱することを命ずる旨の校長の職務命令に従わなかったことを理由として,教育委員会が再任用職員等の採用候補者選考において上記教職員らを不合格等としたことが違法であるとはいえないとされた事例(19日) 2018/7/19 裁判動向
最一小判(木澤克之裁判長)、基本給と区別して支払われる定額の手当の支払により労働基準法37条の割増賃金が支払われたということができないとした原審の判断に違法があるとされた事例(19日) 2018/7/19 裁判動向
知財高判(第1部・高部眞規子裁判長)、プラント事業・建築関連加工事業者と江戸時代末期創業の同業者との間で、ビジネス・商売上の過程で不競法関連で争いとなった事案で、原審の判断は妥当として控訴棄却(3日、19日) 2018/7/19 裁判動向
福岡地判(第5民事部・岡田健裁判長)、読売新聞東京本社で経理を担当していた社員の男性が自殺したのは長時間労働が原因として、遺族が労災と認めず遺族補償年金を支給しなかった国の処分取消しを求めた訴訟で、本件自死が業務に起因するとは認められないとして請求棄却(6月27日、7月19日) 2018/7/19 裁判動向
最三小判(林景一裁判長)、土地の固定資産評価について,当該土地に接する街路が建築基準法42条1項3号所定の道路に該当する旨の市長の判定があること等を理由に上記街路が同号所定の道路に該当することを前提とする登録価格の決定を適法とした原審の判断に違法があるとされた事例(17日) 2018/7/17 裁判動向
最二小判(鬼丸かおる裁判長)、被告人を殺人及び窃盗の犯人と認めて有罪とした第1審判決に事実誤認があるとした原判決に,刑訴法382条の解釈適用を誤った違法があるとされた事例(13日) 2018/7/13 裁判動向
名古屋高裁金沢支部判(第1部・内藤正之裁判長)、大飯発電所3、4号機運転差止控訴審(国策民営の事業の差止を市民(団体)が求めた裁判)で、一審判決と異なり民間企業(関西電力)の主張を認める判決(4日、12日) 2018/7/12 裁判動向
神戸地判(第2民事部・山口浩司裁判長)、上下水道管理する地方公共団体と職員宿舎管理運営者・下水道契約者の間で、それまでとは異なる算定方法に基づく請求が合意に反するなどと争いになった事案で、原告の被告に対する本件取消請求は理由がないので棄却し、原告の被告に対する本件確認請求に係る訴えは不適法として却下する判決(6月1日、7月12日) 2018/7/12 裁判動向
東京地判(民事40部・佐藤達文裁判長)、測位衛星(GNSS)に関する技術開発・開発受託等事業者(システムインテグレーター)が、元従業員(主に営業を担当)に対し、原告在職中の職務に関しては雇用契約上の債務不履行等に基づき、原告の転職先における行為については営業秘密の不正利用等により不競法に基づき、損害賠償を請求した事案で請求棄却(22日、10日) 2018/7/10 裁判動向